キャッシュ用にマザーボード上のコネクタに直接装着してネジ止めしてある。
- 高速処理用SSDと大容量のHDDを組み合わせ、容量を確保しつつ高速処理を実現。
- 高速処理用SSDは、高速起動を行なうためのキャッシュとして動作し、データ保存用領域としては利用できない。
開発陣 大容量で使いやすいHDDに高速なSSDキャッシュ技術を組み合わせつつ、HDD搭載のノートPCには見えない薄型のデザイン、さらにいうと、これまでの富士通のPCとは一線を画す洗練されたデザイン、ユーザーが持ち歩いて見せたくなるデザイン、といったレベルまで昇華させることを目標に掲げました。
具体的なスペックを決めたのは10月頃でした。 Ultrabookを出すのは後発ですが、 短い期間でどこまでやれるかという勝負でした。小中陽介氏(左から2人目) 2012年6月7日の発売。
小中氏 HDDの採用を決めた段階で、SSDに対してアクセス性能が劣る欠点は、カバーする必要がありました。そこで、HDDに加えてキャッシュ専用SSDも搭載し、この部分に関してもこだわりました。ハイバネーションからの高速復帰技術はIntel Rapid Start Technologyを採用していますが、SSDキャッシュ技術自体は別のソフトウェアを使っています。これはCondusiv Technologies(旧Diskeeper)のSSDキャッシュ技術であるExpress Cacheをベースに、富士通とSSDを供給するSanDiskの3社が協議し、Ultrabookに最適なSSDキャッシュシステムを作り上げ、初めてFMV LIFEBOOK UHシリーズに導入したものです。
キャッシュ用SSDはSanDisk製のi100
ファームウェアも、Ultrabook向けにさらなる低消費電力を目指して作り込んだものを使っている。
単に既存のキャッシュ技術を組み込むのではなく、富士通としてのノウハウを使いながら、高い信頼性で十分に寿命が持つようなキャッシュシステムに仕上げた。
が、残念なことに弱い。
分解
出典:「FMV LIFEBOOK UH75/H」完全分解&開発者インタビュー