なぜ選挙人を使うのか|アメリカ大統領選挙

投稿者: | 2020-11-04

1787年9月17日発効のアメリカ合衆国憲法制定のときに導入された。Wikipedia

選挙人の数

選挙人の数 ウィキペディア

当時は
識字率も低く、ネットやラジオもない、有権者が大統領候補の政策や主張を知る機会が少なかった。国土の広大さに対して交通も通信も未発達で全土で同時に直接選挙を行うことは物理的に難しかった。

大統領は誰がいいと言われても、私わかんない!??

となる。で、

地元の名士、有識者にお任せしますとなる

この人が選挙人

この人たちが投票して大統領が決まる。

それがいまだに残っている、驚き。

なぜ選挙人制度が残っているのか

  • 二大政党制維持ができるので、共和党と民主党のどちらも制度変更の動機がない。

選挙人の数

州ごとに、上下両院の合計議席と同数が割り当てられる、州に属さないワシントンD.Cは3人。
総数は538となる。

選挙人はあらかじめ誰を推すか宣誓する

選挙人の選出
は、全国一律の一般投票の日(11月第1月曜日の翌日の火曜日)に州民による投票で選出される。

どう選出されるのか -大統領・副大統領候補の名前ペアを選択する

一般投票では、あらかじめ有権者登録を済ませた州民が、大統領・副大統領候補の名前ペアが記されている選択肢にチェックを入れて投票する。(有権者登録しないと一般投票できない
これらの票はその大統領・副大統領候補のペアへの投票を誓約する選挙人候補団への投票となる。

※誓約と違う投票も実はできる!。

選挙人は、人というより団体だ。2大政党なので共和党団体か民主党団体かということになる。

で、各州の得票の多い(勝った)選挙人団体が選挙人数分の投票権を総取りするルールとなっている。
例外としてメイン州とネブラスカ州。

例えばカリフォルニア州
55の票が全て共和党か民主党のどちらかに投票されることになる。

このため、アメリカ全土の一般投票の数が多い方が勝利とはならないことが起こる。

選挙人団体が確定したら後は選挙人団体が粛々と儀式を済ませる。だから選挙人の数がほぼ結果となる。

 

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