水素の放射性同位体-トリチウム
半減期12.32年、不安定なため天然には微量しか存在しないが一定量が常に存在している。
地球環境においては、酸素と結びついたトリチウム水(HTO)として水に混在している。原子力発電所または核燃料再処理施設などの原子炉関連施設から大気圏や海洋へ計画放出された三重水素(施設起源トリチウム)が地球上で観測される三重水素の主たる起源である。
体内では均等分布で、生物的半減期が短く、エネルギーも低い。こうしたことから三重水素は最も毒性の少ない放射性核種の1つと考えられ、生物影響の面からは従来比較的軽視されてきた。
三重水素から発する低いエネルギーのβ線は人間の皮膚を貫通できず、外部被曝の危険性がほとんどないため、その酸化物であるトリチウム水 (HTO) は放射性夜光塗料の材料などに用いられている。
from:ウィキペディア
ロレックスではトリチウム夜光を1998年まで使用していた。EVANCE
福島第1原発-汚染処理水の海洋放出決定へ 10/15 毎日新聞
汚染処理水がなぜ気になるのか?
汚染処理水とは、いろいろ含まれている放射性物質の濃度を下げる処理をした水。
唯一トリチウムだけが濃度が下がらず残っているから。
トリチウムは ”水だ” 取れない。トリチウムの濃度を下げるため、海水で薄める。