虚数の実用性は

投稿者: | 2021-04-10

虚数の実用性はあるの?素朴な疑問。

虚数があると何ができるか

虚数の概念-シンプルに   アタリマエ!ありがとう

1つの数で座標を表せる「複素数平面」複素数で表現された平面

それでは「東に~」という表現で北や南に進むにはどうすれば良いでしょうか?

少なくとも、正の数・負の数だけでは表現できませんよね。

そこで役に立つのが、虚数です。

 

 

上図が、正の数・負の数・虚数が使える世界

 

この世界では、「北に 22 m進む」ことを「東に 2i2i m進む」と表現できるようになります。

「南に 11 m進む」のは「東に i−i m進む」と表現できます。

これにより、「東に~」という表現だけで進める領域が東西南北の4方向に広がりました。

i をかけることは「原点を中心に反時計回りに90度回転させる」こと

実は、 ii をかけた後の点はii をかける前の点を「原点を中心に反時計回りに90度回転させた」座標にあるんです。

 

 

これは ii を何度かけても同じことで、ii を4回かけると

i×i×i×i=(1)×(1)=1i×i×i×i=(−1)×(−1)=1 で、元の位置に戻ってきます。

 

ちょうど、90度回転を4回して360度一回転するように

ii にはこのような性質があるため、「北に 22 m進む」ことを「東に 2i2i m進む」と表現するのにピッタリな存在だったのです。

虚数・複素数はこのように、平面上の点の移動を数式でバシッ!と表すことができる、非常に便利なツールとなっているんですよ。

虚数の実用性は?

  • 単純化できる運動方程式や電磁気の方程式 ・・・
  • 量子力学の粒子の運動が記述できる ・・・

・・・・  なにしろ・・実用されるようです。

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